期待値とロール

Project Sprintでは、定例ミーティングでの期待値の共有とロールの設定によって、理想的なチームの形成を目指します。

期待値の共有

自律的なチームであるためには、チームメンバー各々の責任・役割が共有されて認識が揃っており、メンバー相互の期待値に齟齬がないことが重要です。言い換えると、あるチームメンバーが「あの人はこれをやってくれるだろう」と考えたとき、そのチームメンバーも「これは私がやるべきことだ」と考えている状態(期待値の一致)です。

また、メンバー個人の視点では、上記が実現されることで、チームから自分へ期待されていることや自分から他のメンバーへ期待してよいことが明確になります。チームにおける自分の責任・役割や他のメンバーからの期待に納得感が持てれば、自分がチームのために何をすべきかを自律的に判断し実際に行動できるようになります。自分に担うことができる役割であれば何であれ必要に応じていつでも担おうとするマインドセット (自発的な役割の引き受け)が生まれるのです。

ロールの設定

Project Sprintでは、チームメンバー個々人の役割のことをロールと呼びます。ロールとチームメンバーは必ずしも一対一の関係である必要はありません。つまり、一人の人が複数のロールを担うこともありますし、またあるロールを複数の人が担うこともできます。

また、設定するロールの個数には制限がありませんし、「必ず設定すべきロール」というものもありません。ロールの定義に関しても、必要なのはチームメンバーで合意することのみです。プロジェクトの性質に応じて、必要な役割分担をチームメンバーで議論し、ロールとして明文化しましょう。

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